
育休中に資格を取りたいと思っても、実際には思うように勉強できない日が多いですよね。
赤ちゃんのお世話、睡眠不足、家事、復職の不安が重なると、まとまった時間を作るだけでも大変です。
それでも、育休中に少しでもスキルアップしたい、復職後の働き方を考えたい、将来の転職や副業に備えたいと感じる人は多いかなと思います。
この記事では、育休中におすすめの資格、補助金や支援の考え方、社労士や看護師、公務員の資格取得、そして勉強できないときの向き合い方まで整理していきます。
- 1育休中に資格を選ぶ基準
- 2補助金や支援制度の確認ポイント
- 3社労士・看護師・公務員の注意点
- 4勉強できない時期の現実的な進め方

育休中におすすめの資格の選び方
育休中の資格選びでは、難易度や人気だけで決めない方がいいです。
育児中は予定通りに勉強できないことが多いので、学習時間、費用、復職後の活かし方まで含めて考える必要があります。
妊娠中や育休中に取ってよかった資格
妊娠中や育休中に取ってよかった資格としてよく挙がるのは、復職後の仕事や生活に直結しやすい資格です。
たとえば、事務職なら簿記やMOS、家計や保険に関心があるならFP、在宅ワークを見据えるならWebライティングやWebデザイン、仕事復帰後の労務や制度理解に関心があるなら社労士の学習も候補になります。
ただし、妊娠中や育休中は体調や赤ちゃんの生活リズムが最優先です。
資格を取ってよかったと感じやすいのは、無理なく学べて、復職後や生活の中で使える実感がある資格かなと思います。
たとえばFPは、保険、税金、年金、教育費、住宅ローンなど、家庭のお金を考える場面でも役立ちます。
簿記は、会社のお金の流れを理解しやすくなるので、事務職や経理職だけでなく、営業や管理部門でも基礎知識として使いやすいです。
一方で、難関資格を育休中だけで一気に取ろうとすると、睡眠不足や育児の負担と重なって苦しくなることがあります。
育休中に取ってよかったと思いやすい資格は、短時間でも学びやすく、復職後の仕事や家庭の判断に活かせる資格です。
大事なのは、育休中に必ず合格しなければいけないと考えすぎないことです。
育休中は、資格取得の準備期間として基礎を固めるだけでも十分意味があります。
育休中に資格を取る補助金の考え方
育休中に資格を取るとき、補助金や給付制度を使えるかは気になるところです。
代表的な制度としては、厚生労働省の教育訓練給付金があります。
これは、働く人の能力開発やキャリア形成を支援する制度で、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した場合に、一定の条件のもとで費用の一部が支給されるものです。
対象になる講座や支給割合、手続きは制度区分によって異なります。
一般教育訓練、特定一般教育訓練、専門実践教育訓練のように種類が分かれているため、講座を申し込む前に対象講座かどうかを確認することが大切です。
正確な制度内容は、厚生労働省「教育訓練給付金」で確認できます。
また、育休中の給付金と資格講座の補助金は、同じものではありません。
育児休業給付は育児休業中の生活を支える制度であり、資格取得の費用補助とは目的が違います。
そのため、育休中だから自動的に資格講座の補助が出ると考えず、自分が雇用保険の要件を満たしているか、対象講座か、申請時期はいつかを確認する必要があります。
補助金や給付制度は、受講前の手続きが必要な場合があります。
申し込み後に気づくと対象外になることもあるため、必ず事前に公式情報やハローワークで確認してください。

育休中に社労士資格を目指すなら
育休中に社労士資格を目指したい人もいます。
社労士は、労働保険、社会保険、年金、労務管理などを扱う国家資格で、育休や雇用保険、社会保険の制度に関心がある人にとっては学びが深い分野です。
育休をきっかけに、自分自身の働き方や職場の制度に関心を持ち、社労士に興味を持つ人もいるかなと思います。
ただし、社労士試験は学習範囲が広く、短期間で簡単に合格できる資格ではありません。
育休中に本気で目指す場合は、1日どれくらい学習できるか、試験日までにどの科目を終えるか、復職後も学習を続ける前提で計画できるかを考える必要があります。
赤ちゃんの月齢によっては、まとまった時間が取れないことも多いです。
最初から完璧な計画を立てるより、音声講義を聞く、短い問題演習をする、育児の合間にテキストを少し読むなど、小さく積み上げる方が現実的です。
社労士に興味があるけれど、いきなり試験合格を目指すのが重い場合は、まず労務や社会保険の基礎を学ぶところから始めてもいいですね。
厚生労働省では、社会保険労務士について労働・社会保険の問題の専門家として制度を案内しています。
受験資格や試験情報は必ず最新の公式情報を確認してください。
育休中に取れる看護師向け資格
看護師として働いている人が育休中に資格を考える場合、復職後の専門性や働き方にどうつながるかが大切です。
看護師資格そのものは国家資格であり、受験資格には指定された学校や養成所での学びなどが関係します。
そのため、未経験の人が育休中だけで看護師資格を取るというより、すでに看護師として働いている人が関連資格やスキルアップを考えるケースが多いです。
たとえば、復職後に小児、母性、在宅、介護、メンタルヘルス、医療安全、感染対策などに関心があるなら、その分野の研修や民間資格、継続教育を確認するのも一つです。
また、看護師として夜勤やフルタイム勤務が難しい時期には、保健指導、産業保健、医療事務、カウンセリング、福祉系の学びを検討する人もいます。
ただし、医療系の資格や研修は、実務経験、勤務先の支援、受講要件が関係することがあります。
育休中に受講できるかどうか、復職後に活かせるかどうかは、勤務先の教育制度や上司への相談も含めて確認した方が安心です。
看護師向けの資格は、資格名だけで選ぶより、復職後にどの部署や働き方で活かせるかを考えて選ぶのがおすすめです。
育休中に勉強できないときの考え方
育休中に勉強できない日が続いても、それは怠けているわけではありません。
赤ちゃんのお世話は予定通りに進みませんし、夜泣きや授乳、体調不良、家事が重なると、机に向かう時間を作るだけでも大変です。
育休中なら時間があるはずと思われがちですが、実際には細切れの時間しか取れないことが多いです。
だからこそ、勉強できない自分を責めるより、今の生活に合わせた学習方法に変える方が大切です。
たとえば、1日60分の勉強が難しいなら、5分を3回でも十分です。
テキストを開く余裕がない日は、音声講義を聞くだけでもいいです。
問題集を解けない日は、昨日間違えたところを1問だけ見直すだけでも前進です。
育休中の勉強は、毎日同じ時間に同じ量をこなすより、できる日に少しずつ戻る力の方が大切です。
勉強できない時期は、合格計画を守ることより、学習習慣を完全に切らさないことを目標にすると続けやすいです。

育休中におすすめの資格と支援制度
ここからは、育休中に使える支援や、公務員のスキルアップ、資格取得が無理になりやすいケースを見ていきます。
育休中は家庭の状況によって使える時間が大きく違うため、自分に合う学び方を選ぶことが大切です。
育休中の資格取得支援を確認する
育休中に資格取得を考えるなら、国の制度だけでなく、勤務先の支援制度も確認しておきたいところです。
会社によっては、資格取得支援、通信講座の補助、受験料補助、復職支援研修、eラーニング制度などが用意されている場合があります。
特に大きな会社や公的機関では、福利厚生として学習支援があることもあります。
ただし、育休中に利用できるか、復職後でないと使えないか、対象資格が決まっているかは勤務先によって違います。
人事部や上司に確認するときは、育休中に受講してよいか、費用補助の対象か、復職後に申請が必要か、業務に関係する資格に限られるかを聞いておくとスムーズです。
また、外部講座を選ぶ場合は、学習量をいきなり増やしすぎない方がいいです。
育休中は予定が読みにくいため、スマホで短時間学べる講座や、複数資格を比較できるサービスから始めると、負担を抑えやすいです。
幅広い資格を軽く試しながら方向性を決めたい人は、月額定額サービスのオンスク.JPも選択肢になります。
育休中に公務員がスキルアップする方法
育休中に公務員がスキルアップを考える場合、まずは職場のルールを確認することが大切です。
公務員は、服務規律や兼業、副業、研修、資格取得に関する扱いが民間企業と異なる場合があります。
資格の勉強自体は自己研さんとして取り組めることが多いですが、講座費用の補助、職場の研修制度、復職後の配置や評価にどう関係するかは、所属先によって違います。
公務員に相性がよい学びとしては、簿記、FP、ITパスポート、行政法や地方自治に関する学び、社会福祉、心理、キャリア支援などがあります。
窓口対応、福祉、税務、教育、労務、人事、会計、情報システムなど、部署によって役立つ資格はかなり変わります。
育休中にスキルアップするなら、復職後に戻る可能性のある部署や、将来希望したい分野を意識して選ぶと現実的です。
また、育休中は職場から離れることで、自分のキャリアを客観的に見直す時間にもなります。
復職後にどんな働き方をしたいのか、異動希望を出すならどんな根拠を作りたいのかを考えながら資格を選ぶと、勉強の目的がはっきりします。
育休中の資格取得が無理になりやすい理由
育休中の資格取得が無理になりやすい理由は、本人の意志が弱いからではありません。
育児中は、睡眠、体力、時間、集中力のすべてが不安定になりやすいです。
特に産後すぐの時期は、体の回復も必要ですし、赤ちゃんの生活リズムも整っていません。
その状態で、毎日何時間も勉強する計画を立てると、できなかった日に強いストレスを感じやすくなります。
また、育休中は家にいる時間が長くても、自分のために使える時間は意外と少ないです。
授乳、寝かしつけ、離乳食、通院、家事、上の子の対応などが重なると、テキストを開いた瞬間に中断されることもあります。
だからこそ、育休中に資格を取るなら、難関資格を一気に狙うより、学習量を小さく区切ることが大切です。
どうしても無理な時期は、資格取得をいったん先延ばしにしても大丈夫です。
体調やメンタルが不安定な時期に、資格取得を義務のように抱え込むのはおすすめしません。
育休中の最優先は、親子の健康と生活を整えることです。
育休中に勉強したい人の進め方
育休中に勉強したい人は、まず完璧な計画を作らないことが大切です。
おすすめは、1日単位ではなく週単位で考える方法です。
たとえば、毎日30分と決めるより、週に合計2時間できればOKと考える方が、予定が崩れても立て直しやすいです。
勉強時間は、赤ちゃんが寝ている時間、授乳後に落ち着いた時間、家族に見てもらえる時間など、固定しすぎず複数の候補を持っておくと安心です。
また、学習内容は、読む、聞く、解くの3つに分けると進めやすいです。
疲れている日は音声を聞く、少し余裕がある日はテキストを読む、まとまった時間がある日は問題を解くというように、体力に合わせて切り替えます。
勉強したい気持ちがあるのに進まないときは、資格の難易度が今の生活に合っていない可能性もあります。
その場合は、いきなり本命資格に申し込まず、入門講座や短時間で学べる分野から始めてもいいですね。
育休中の勉強は、短時間・低負荷・再開しやすい仕組みを作ることが続けるコツです。
公務員が育休中に資格取得する注意点
公務員が育休中に資格取得を考える場合、民間企業よりもルール確認が重要になります。
勉強そのものは自己研さんとして取り組めても、資格を使った副業、収益化、外部活動には制限がある場合があります。
特に、講師業、ライティング、相談業務、SNS発信からの収益化などを考える場合は、所属先の服務規程や兼業規制を確認する必要があります。
また、資格取得が復職後の配置や評価に直接つながるとは限りません。
公務員の場合、資格を取ったからすぐ希望部署へ異動できるとは限らないため、資格はあくまで自己研さんや将来の選択肢を広げる材料として考える方が自然です。
一方で、FP、簿記、ITパスポート、社会福祉、心理、キャリア支援、行政法関連の学びは、職務理解を深めるうえで役立つ可能性があります。
公務員として働き続ける前提なら、今の職場で活かせる資格を選ぶと勉強の意味を見つけやすいです。
将来的に転職や独立も考えている場合は、育休中に情報収集を進め、復職後の生活が落ち着いてから本格的に動く流れでも遅くありません。
育休中におすすめの資格まとめ
育休中におすすめの資格は、本人の仕事、体調、育児状況、復職後の希望によって変わります。
事務職なら簿記やMOS、家計や保険に関心があるならFP、在宅ワークを考えるならWeb系スキル、労務や制度に関心があるなら社労士の学習が候補になります。
看護師や公務員の場合は、資格そのものだけでなく、勤務先の制度や復職後の活かし方も確認した方が安心です。
育休中に勉強できない日があっても、それは普通のことです。
無理に毎日完璧に進めるより、短時間でも続けやすい方法を選び、できる日に少しずつ戻ることを大切にしたいですね。
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最終的な判断は、必要に応じてハローワーク、勤務先の人事担当、資格スクール、キャリア相談の専門家にご相談ください。